2回目の応募④ ストーリーづくり その3

f:id:ehonkun:20201025172114p:plain


主人公のイトウが、自分のしっぽを食べてしまう。

これを物語の「結末」にしよう!

 

でも、自分のしっぽを食べてどうなる?

食べるだけじゃ、なんかつまない気がする。

 

自分のしっぽを食べる・・・・

どんどん呑み込む・・・・

 

すると・・・・そうだ!

 

自分の存在が「無」になる!

自分が自分を完全に食べてしまうのだ。

 

これ面白い!

現実的には不可能なことだけど、絵本なら通じるかもしれない。

 

誰かがイトウを懲(こ)らしめるのではなく、自らの失態。

残酷さも薄れ、ちょっとファンタジーにも感じる。

 

それから、

これに至るには、誰かの知恵が働いていると面白いな。

知恵というより、イトウを懲らしめるための方法といったほうがいい。

それを途中で登場するアイヌの人にしよう。

アイヌの人と言っても、

自分のしっぽを食べるように誘導するほどの人物だから

やっぱり 酋長さん とか 村長さんだろう。

経験豊富で冷静に判断できるイメージだから。

 

よしよし、

物語がだいぶ整ってきたぞ。

 

あとは、キツネやウサギとの関連性。

もちろん、「しっぽ」が関連するのだが、どのようにすべきか?

 

そもそも、

キツネとウサギが登場する理由は、

それぞれが、しっぽが長い動物、短い動物の象徴だからだったな。

 

ん~

 

これは「繰り返しの術」に当てはまるな。

 

例えば、有名な童話「三匹の子ブタ」のように、

最初はワラの家、 次に木の家、 最後にレンガの家・・・・

という方程式みたいなやつ。

子どもって、結構このパターンに興味を示すって、

どなたかのブログに書いてたな・・・・。

 

なので、この物語の場合、

最初はしっぽが長いキツネ・・・・

次にしっぽの短いウサギ・・・・

と、設定できる。

 

キツネとウサギが順番に現れて、食べられてしまう。

 

・・・・なんか しっくりこないなぁ。

 

食べられるのはいいが、

その都度、なにか疑問とか問題が起こるようにしたい。

疑問を感じるのは主人公のイトウだよな。

 

疑問とは・・・・

 

しっぽの味・・・・いやいや・・・・

しっぽが長い動物の味、 しっぽが短い動物の味。

 

んんんん~ いけるかも。

 

「第三者に疑問を投げかけられる」べきだろう。

つまり、キツネもウサギも それぞれ親子で登場する。

 

それで、それぞれの子供が食べられてしまう。

母親はイトウに疑問を投げかける。

キツネの場合、

しっぽが長い動物は美味しくないから、吐き出してくれ と頼む。

 

ウサギはしっぽが短いという理由で同じことを投げかける。

 

う~む、これすごくいい。

 

つづく